ST006 水毛生家
¥55,000価格
Small Treasure
Painting size 16cm x 23cm
Framing size 33.5cm x 43cm
水毛生家は、野々市市の旧北国街道沿いにある。
藩政期には町の世話役ともなる「肝煎」を務めた家柄で、1580年には前田利家が豊臣秀吉をこの家で出迎えたと言う逸話が残っているそうだ。
此処から金沢城まで約7キロ、歩いて2時間弱だから、先ずは此処で一服をと言う事だったのだろう。中に入ると、紅葉の名所と知られる庭園もあり、茶室もあった。秀吉がお気に召すだろうと、利家は思った筈だ。
外観が農家の形式で、間取りは町家と言う「農家風町家」と言う非常に珍しい構造をしているのだが、僕はその外観が、何だか懐かしい気持ちがして好きだ。
2025年にカレードで、この絵を展示した際、カレードのスタッフの方が、この家の管理をされていると伺った。水毛生家の筋を引く方なんだろうか?実際に住んでおられるのかなと興味津々に色々思ってしまうのが僕なのだが、絵を描く際には、この想像力と言うのが重要な役目を果たしているのである。
この絵では、家屋の背後の木々と空が、絵の構造を破壊するのに十分な強さで描かれている。それらに呼応しているのが、家の前の赤く描かれた道だ。
これで、家屋が前面に押し出され、息づき始めた。



