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ST025 加賀蓮根

¥50,000価格
  • Small Treasure

    Painting size 16cm x 23cm

    Framing size 25.5cm x 32cm

     

    金沢の風景を題材にした金沢シリーズを描いていた時に、石川県の特有の野菜「加賀野菜」を描いてみようかなと、ふと思い立った。

     

    でもシンプルな野菜そのものは、イラストにはなるけれど、絵として成立させるのは難しい。それで色々考えていたのだけれど、万年筆のペリカンが出しているワンランク上のインクシリーズを取り寄せる事にした。

    ブラックやグリーン、レッドに、二種のブルーカラー。どれもが水彩絵の具には無い、濃厚で伸びがある色を紙の上に広げた。

    文字をくっきりと書く事を目的に作られた万年筆のインクだからこその成せる業だったのだ。

     

    このペリカンのインクを背景に使用し、野菜の姿を浮かび上がらせ、色は最小限のタッチに留めた。

     

    加賀蓮根は、加賀藩5代藩主・前田綱紀が参勤交代の際に美濃国から持ち帰って植えたのが始まりとされている。

    節が短くずんぐりとして、皮に茶色の「サビ」を纏った風貌は、何だか親しみを感じさせる。

     

    でんぷん質が多く、モチモチとした強い粘りとシャキシャキとした食感の「加賀蓮根」は、「蓮蒸し(はすむし)」や、すり流し汁、煮物、てんぷらなどに最適なのである。

    摺り下ろした加賀蓮根を、だし汁に流し入れ、コトコト煮て、味噌を加えた「すり流し汁」が食べたくなった。炊き立てのご飯とぬか漬け。これだけで、本当に美味しいご馳走になる。

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