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Small treasure

  • 執筆者の写真: Kiyoshi
    Kiyoshi
  • 1月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月24日


ハワイから、日本に帰って来て、ほぼ20年近くになる。両親を看取って暫くして、15年振りに絵を描きだしたのである。ハワイで絵を描いていた時には、大きなカンバスやフランス製のアルシュの水彩画用紙が主体で、このSmall treasureの様に、16センチ × 23センチの小さなサイズの紙に描く事は、殆ど無かったのである。


金沢市の幸町にある「かわさき画材」で、オリオン社のシリウスと言う小さなスケッチブックをたまたま見つけ、買ったのが始まりだ。それに色々な絵を描き出したのだけれど、クレヨンの絵を描いてみようと探していたところ、フランスにあるセヌリエ社のオイルパステルに出会った。セヌリエ社は、純粋な原料を使用し、マチスやセザンヌなどの印象派の画家達に愛用された画材を丹念に作り続けたメーカーだ。


オイルパステルは、ピカソが、自由に、そして油絵が手軽に、どんな物にも描ける画材として、セヌリエ社と共同開発したもので、それは、溶け掛かったチョコレートの様に柔らかく、驚くべき色彩を魅せたのである。


それで最初に描いたのが、犀川の絵で、続いて浅野川、そして、少女の絵も描いた。




心の中の窓が、ぱっと開けられたみたいで、僕は、そこから新しい世界を見ることなったのである。それから、蜂蜜を媒体にして作られたセヌリエの水彩絵の具と出会い、僕の世界は、どんどん広がって行った。描いた絵を「かわさき画材」に持って行き、フレームに入れた。その時にフレーミングしてくれたのが、川崎貴代美氏。家に持って帰り、暫く眺めていると不思議な事が起こった。絵が、キラキラと輝き始めたのである。

何、これ? 小さな宝物みたいだ。Small Treasureとの出会いだった。


閃きは、未来への入口だ

僕は、このSmall treasureで、展覧会を開こうと思ったのだ。何の疑いも無く。

それから僕は、描きたいと思った絵だけを描いて、川崎貴代美氏のところに持って行った。

そして、その一枚一枚の絵を、それは丹念に見つめ続けて、絵の中に秘められている空間を最大限に引き出す事だけに集中して、フレームに入れていったのである。

肌寒さを感じる季節から、二冬を超えて、春一番の風が吹き始める頃、百点に上るSmall treasureが、出揃ったのだった。












      

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